イヌホタルイ等が残草している圃場を中心に、斑点米カメムシ類が多発しています。
多発が予想される圃場では、穂揃期1週間後の基本防除に加え、穂揃期2週間後に追加防除を行いましょう。

現在の状況
1 8月1日~3日に実施した出穂期の巡回調査(県北、沿岸地域を除く)では、斑点米カメムシ類の発生圃場率(本田)はほぼ平年並であるが、一部の圃場では発生程度が高かった(図1)。
2 水田内に雑草(イヌホタルイ、シズイ、ノビエなど)が発生している圃場や、イネ科雑草が周辺に発生している圃場では、これらが無い圃場と比較して、本田内で斑点米カメムシ類がすくい取られており、発生密度も高い(図2)。
3 水田内にイヌホタルイが残草している圃場割合は24%(調査圃場54地点中13地点)であり、このうち54%(7地点)ではアカスジカスミカメがすくい取られている。

防除対策
1 粉剤、液剤による薬剤防除適期は、水稲の穂揃期1週間後である。ただし、以下のような場合は、斑点米カメムシ類の発生が多くなるので、穂揃期1週間後および穂揃期2週間後の2回防除を実施する。なお、穂揃期1週間後にアルバリン剤、スタークル剤を使用した場合、2回目の防除は穂揃期3週間後に実施する(図3)。
(1) 水田付近に出穂開花中のイネ科植物(特にイタリアンライグラス)を含んだ牧草地等がある場合。
(2) 本田内にノビエ、イヌホタルイ、シズイなどが多発している場合。
(3) 例年、割れ籾が多い圃場の場合。
2 地域一斉に防除すると効果が高い。地域の穂揃期の幅が7日以内の場合、半数の圃場が穂揃期に達した時期の約7日後に一斉防除を実施する。
3 地域内で出穂の早い品種がある場合は、その圃場に被害が集中することがあるので注意する。
4 水稲出穂期以降に畦畔の草刈りを行う場合は、穂揃1週間後の薬剤散布後おおむね1週間以内(残効期間内)に行う。





留意事項
1 養蜂活動が行われている地域で殺虫剤を散布する場合は、養蜂家等への防除計画の事前周知に努めるなど、ミツバチへの危害防止対策を徹底する。
2 薬剤散布の際は、農薬使用基準を遵守し、周辺への飛散防止に努める。

詳細は以下のPDFファイルでご確認ください。

H29防除速報№9(斑点米カメムシ類)

【利用上の注意】
本資料に掲載した農薬は、平成29年7月末日現在の農薬登録情報に基づいて作成しています。
・農薬は、使用前に必ずラベルを確認し、使用者が責任を持って使用しましょう。
・農薬使用の際には、(1)使用基準の遵守(2)飛散防止(3)防除実績の記帳 を徹底しましょう。
【情報のお問い合わせは病害虫防除所まで】   TEL 0197(68)4427   FAX 0197(68)4316

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