◆ 分娩間近の牛の観察  分娩看視カメラを使って、分娩看視をもっと楽に行いましょう。

分娩間近の牛の観察
( 1)分娩看視カメラの活用
分娩は昼夜関係なく起きるため、分娩の介助や分娩直後の子牛の処置等に備えて分娩を看視することは、飼養する人にとって体力的、精神的に大きな負担となります。それを比較的安価で設置の容易な防犯カメラを活用して解消することができます(写真1)。

夜間(特に冬季)に自宅(事務所)と牛舎間を分娩看視のために何度も往復するのは大変な労力ですし、分娩間近で神経質になっている牛にもストレスがかかります。
分娩看視カメラを設置すれば牛にストレスをかけず、分娩直前まで自宅等で分娩牛の看視が可能となります(写真2)。



(2)分娩看視カメラ設置方法
分娩看視カメラ設置についての詳細は最寄りの普及センターにご相談下さい。
いろいろな設置方法がありますが、ここでは一番標準的な無線タイプのカメラの設置例を紹介します(図1)。



自宅だけではなく、外出先でも牛の様子を確認したい方には下記のようなWEBカメラとスマートフォン(スマホ)の組み合わせがお勧めです。下記のように分娩看視を強化しながら省力化を実現している事例もあります。



農家の感想
◎家族と外出しやすくなり、導入前よりも分娩看視の目がいきとどくようになった。
◎いつでも分娩予定牛を確認できるので、牧草収穫作業がロスなくこなすことができるようになった。

(3)設置にあたって気になることベスト3

 牛舎と自宅が離れているけど大丈夫?
 無線タイプでは通信可能距離は見通しで200m。しかし、間に障害物(建物、林など)があると送信距離が低下しますので注意が必要です。

 どのような画像が映るの?
 赤外線照射機能がついたカメラであれば、昼はカラー、夜は白黒で映ります。

 資材代はどのくらいかかるの?
 設置型やカメラの機種・能力で金額は増減します。
表1に設置事例における費用を紹介します。WEB型はインターネット環境の整備が必要となる場合があります。



 

印刷はこちら→chikusan08(PDF466KB)