• 刈取適期は大幅に早まると予測されます。
  • コンバインや乾燥調製施設の点検、整備を行い、刈取り作業に備えること。
  • 刈り遅れに特に注意し、高品質米生産を目指すこと。
  • 完全落水は出穂後30〜35日(県平均の出穂盛期8/4では9/3〜9/8)からとする。早期落水は品質低下の原因となるので避けること。



1 刈取時期の予測


 8月は高温・多照で経過し、登熟も平年に比べ進んでいることから、刈取り適期は平年に比べ大幅に早まると予想されます。

 刈取り適期は出穂期からの日平均気温の積算により予測できます(表1)。
 品種毎に刈取り適期の目安となる積算気温が定められているので表2を参考にして下さい。

 刈取り時期の目安となる出穂後の日平均積算気温950℃の到達日は平年に比べ9〜11日早まる予想です(表1)。
 高温年では刈り遅れるほど弱勢頴果が肥大して、篩では除去できない白色不透明粒が多くなるほか、胴割れも多くなるので、刈り遅れには特に注意し適期刈取りに努めます。


表1 各地域における出穂期と日平均積算気温950℃の到達日予測
表1 各地域における出穂期と日平均積算気温950℃の到達日予測

* 各地域の代表アメダスの8月30日までの実測値、以降は平年値を使用して950℃到達日を予測
* 花巻の平年値は大迫のデータを使用。
* 出穂始期:10%終了、出穂盛期:50%終了、出穂終期:90%終了した日
* 「ひとめぼれ」の刈取り適期は900℃からなので表1の予測日より2日早まります。

* 「北上川上流」等の地帯区分について、詳しくはこちらの記事をご覧下さい。

表2 主要品種の積算気温による刈り取り適期の目安
表2 主要品種の積算気温による刈り取り適期の目安

2 今後の管理


(1)機械の準備


 コンバインや乾燥調製施設の清掃や点検がまだの方は速やかに作業行い。刈取り作業に備えること。

(2)適期収穫


 刈取時期は日平均積算気温を目安に刈り始めのメドをつけ、随時テスト籾摺りを行いながら黄化籾割合により判断します。
 最終的には黄化籾80〜90%を目安に刈取を行います。

(3)刈遅れに対する注意


 刈遅れは品質低下の一因になります。
 特に、高温年は刈取りが遅れるほど弱勢頴果が肥大して、篩では除去できない白色不透明粒が多くなるほか、胴割れも多くなるので、刈り遅れに注意が必要です。

(4)水管理


 急激な土壌の乾燥は品質低下の原因となるので、徐々に田面を乾かすこと。
 完全落水は出穂後30〜35日(県平均の出穂盛期8/4では9/3〜9/8)からとする。
 収穫適期に刈取作業を行うためには機械作業が可能な地耐力を得られることが必要です。
 排水溝周りのゴミを除去するなど地表面排水に努めとともに、暗渠排水を操作し、圃場を乾きやすくする作業を行います。


(5)作業計画の立案


 余裕のある作業計画をたて、農作業安全に心がける。


注意!
■この記事は発行年月日時点の内容のまま公開していますので、ご覧になった時点の法規制(農薬使用基準等)等に適合しなくなった内容を含む可能性がありますから、利用にあたってはご注意下さい。


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