農作物技術情報 第2号の要約


平成30年 4月26日発行


岩手県、岩手県農作物気象災害防止対策本部



水稲


【生育状況】
播種作業は終盤を迎えている。苗の生育は平年並である。
【技術対策】
育苗管理:こまめな温度・水管理に努める。特に低温時の苗立枯れ、高温時の細菌病発生に注意。イネばか苗病が発生した場合には、籾ごと苗を抜き取り、本田に持ち込まないように努める。
田植え:天候のよい日を選んで田植えを行う。活着促進のため、こまめな水管理に努める。
雑草防除:除草剤は雑草の種類や使用時期に応じて選択する。散布時期や方法を厳守する。
葉いもち予防:稲わら・籾がらは育苗施設付近に置かない。取置苗は土中埋没等で直ちに処分する。

畑作物


【生育状況】
小麦の生育は平年並。播種時期、品種によって生育量は圃場ごとに大きく異なっている。
【技術対策】
追肥作業:減数分裂期以降の後期追肥は、それぞれの生育量や生育ステージを確認して適期に行う。
赤かび病防除:赤かび病の防除は、開花始期~盛期に必ず実施する。

野菜


【生育状況】
果菜類の苗の生育及び定植後の生育は概ね順調。露地葉菜類は一部で融雪遅れや降雨の影響で圃場準備や定植作業が遅れている。
【技術対策】
施設果菜:天候に応じて朝晩は保温資材・補助暖房を活用して保温を行うほか、日中は高温になりすぎないよう換気に努める。潅水の必要がある場合、日中の温度が高いうちに行い適湿を保つ。
露地きゅうり:圃場の土壌pHを適正にするとともに、排水対策などの圃場準備を進める。
露地葉菜類:定植後はべたがけ資材で植え傷みや凍霜害を回避し、適切な時期に除去する。
雨よけほうれんそう:ホウレンソウケナガコナダニの防除対策を徹底する。

花き


【生育状況】
露地りんどうは、一部で萌芽が遅れたものの、現在は順調に生育している。小ぎくは、採穂用親株の生育が緩慢だったため、一部で8月咲品種の挿し穂が不足した。
【技術対策】
りんどう:株仕立て作業を適期に行うとともに、圃場の乾燥に注意する。
小ぎく:育苗、定植作業が遅れないよう計画的に進める。

果樹


【生育状況】
りんごの生育ステージは、沿岸南部で開花が始まり、内陸部・沿岸北部では蕾の着色期から開花の直前となっており、記録的に早い生育となっている。
【技術対策】
現在、凍霜害に最も弱い生育ステージとなっているので、毎日の気象情報に注意し被害軽減対策の徹底を図る。
りんご:結実安定のために人工授粉の徹底と、大玉生産及び隔年結果防止を図るために、摘花剤・摘果剤を積極的に利用しながら早期の適正着果を図る。

畜産


【技術対策】
飼料用トウモロコシ:品種選定と基本技術を再確認する。葉の黄化は窒素不足によることが多いことから、必要に応じて4~5葉期に追肥を行う。
飼養管理:暑熱対策は本格的に暑さを感じる季節になる前に準備を行う。

 

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