本県のトマトに発生するウイルス病は、発生時期および各部位の病徴に基づき診断するとともに、必要に応じてイムノクロマトキット等を用いた検定を実施する。

 モザイク病(CMV):定植後の感染により、6月から発生が見られる。頂部~中位葉が糸葉状になる。
 黄化えそ病(TSWV):育苗期感染により、育苗期や定植後間もなくから見られる。頂部の黄化や中位葉のえそを伴う。
 黄化葉巻病(TYLCV):感染株の持ち込みにより、定植後間もなくから見られる。葉縁部の退緑と葉巻き症状を伴う。


詳細は、以下のPDFファイルでご確認ください。

トマトにおけるウイルス病の発生時期と診断のポイント

-ご注意-
ダウンロードPDFファイルは全てウイルスチェックを行っていますが、万一のためにダウンロード後再度ウイルスチェックを行うことをお勧めします。


1 背景
 本県の雨よけ栽培トマトで問題となる虫媒伝染性のウイルス病は、CMV(アブラムシ類)、TSWV(ミカンキイロアザミウマ等)によるもののほか、平成30年にはTYLCV(タバココナジラミ)の発生を確認している。
 平成20~30年までのトマトおよびミニトマトにおけるウイルス病の診断実績に基づき、これらウイルス病の発生が見られた時期と発生源および伝染経路を取りまとめるとともに、病徴に基づく診断のポイントとして、部位別の症状を整理した。

2 本県における発生時期と発生パターン


3 診断のポイント
(1)病徴からの診断



  ※TSWVについては、病害虫防除技術情報H28-3、H30-3を参照のこと。

(2)ウイルス検定による診断
① イムノクロマトキットにより検定する(Agdia社:CMV、TSWV等)。
② 検定にあたっては、上記病徴のある葉を用いる。病徴のないところからはウイルスは検出されない
(3)上記による検定で判断ができず、その他のウイルス種の感染が疑われる場合は、病害虫防除所に診断を依頼する。