農作物技術情報 第1号の要約


平成31年 3月14日発行


岩手県、岩手県農作物気象災害防止対策本部



水稲


【播種計画】
・極端な早植えは、障害不稔や登熟初期の高温による品質低下の危険性を高めるので注意する。
【育苗管理】
・適正な温度管理・水管理により健苗を育てる。
・生物農薬による消毒済み種子を使用する場合は、特徴を良く理解して適正な温度管理に努める。
【直播栽培(鉄コーティング湛水直播)】
・鉄粉をコーティングした後は、発熱による発芽率低下に注意する。
・葉いもち・初期害虫防除は、播種前の種子処理剤、播種時の土中処理剤の使用が有効である。

畑作物


【小麦】
・小麦の生育量は十分であるが、葉の先端の黄化や枯死、白鳥の食害が見られる。茎立ち前までに追肥を実施し、回復を図る。雑草の発生に合わせて早めに除草剤の散布を行う。

野菜


【全般】
・排水対策を講じるとともに計画的に圃場準備を進め、播種・定植が遅れないように努める。
・育苗温度管理やずらし等の作業を徹底し、苗を徒長させない。苗からの病害虫持ち込みを防止するために育苗ハウスの雑草防除を行うとともに、育苗後半の低温による品質低下に注意する。
・ハウスビニールやマルチを早めに張り、地温を高め活着を促す。露地では圃場水分が適湿になってからマルチを張る。
【露地葉菜類】
・育苗管理を徹底し、適期定植を行い、定植後はべたがけ資材で生育を促進させ、霜害等を防止する。
【雨よけほうれんそう】
・圃場の水分不足に注意。ホウレンソウケナガコナダニの防除対策を徹底する。

花き


【りんどう】
・早期に残茎を除去するとともに、萌芽期を目安として適期に施肥する。
【小ぎく】
・想定した定植日から逆算して、計画的な育苗作業を行う。
・親株の生育が大幅に前進している場合は、挿し穂冷蔵を利用して苗の老化を避ける。

果樹


【りんご】
・「ふじ」の花芽率は平年よりやや高めで、「つがる」・「ふじ」はほぼ平年並。
・今後1か月は気温が高めの予報となっており、生育が促進され、発芽が平年より早まる可能性が高いので、気象情報や生育状況には注意する。
・薬剤の準備、せん定枝の片付けなどの園地整備を早めに行い、作業が遅れないようにする。

畜産


【牧草】
・収量、品質確保のため、圃場にトラクタが入れるようになったら、早春施肥を早めに行う。

印刷はこちらから→youyaku01(PDF174KB)
各作目全文の印刷はこちら→zenbun01(PDF1.73MB)