農作物技術情報 第8号の要約


 

平成30年10月25日発行


岩手県、岩手県農作物気象災害防止対策本部



水稲


今年のイネ作りを振り返り、生産コストの低減に向けて総合的に栽培管理や技術内容を見直す。
※平成30年の作況指数102(篩い目幅1.85mm)、10a当たり予想収量547kg/10a(篩い目幅1.70mm)

畑作物


生育状況:大豆は、莢先熟の状況が見られる。小麦の出芽、初期生育は良好である。

技術対策
大豆:莢先熟が生じている圃場では子実水分・茎水分の低下を見極め、速やかに収穫を行う。
小麦:土壌処理剤を散布していない圃場は、小麦の生育や雑草の発生状況に応じて土壌処理剤を選択し、必ず散布する。圃場が乾いたら麦踏みを行い、凍上害や倒伏を回避する。

野菜


生育状況:果菜類の収穫は終盤となり、出荷量は少なくなっている。ほうれんそう、ねぎともに生育は概ね順調に推移しているが、病害虫の発生が見られる。

技術対策
跡地整理と施肥管理:栽培終了後は作物残さを適切に処分し、資材消毒を行うなど病害虫発生源を排除する。土壌改良目標値を満たした圃場では、補給型施肥基準を適用するとともに、養分の過剰が明らかな場合は、減肥基準に基づく適正な施肥管理に努める。
施設野菜:冬期間にかけて温度確保が必要となる施設野菜では、暖房装置の点検等を含めた省エネルギー対策を実施するとともに、作目の特性や生育ステージに合わせた適正な温度管理を実施する。
寒締めほうれんそう:ハウスを開閉して生育を調節し、葉柄のbrix糖度8%以上を確認して出荷する。
促成アスパラガス:低温遭遇時間を考慮して適期に掘り取り、収量を確保する。

花き


生育状況:りんどう、小ぎくとも間もなく出荷終了。

技術対策
りんどう:残茎処理などの秋じまい管理を遅れないよう行う。
小ぎく:計画的な伏せ込み作業により、健全な親株を確保する。

果樹


生育状況:りんご「ふじ」の果実生育(横径)は、平年並からやや大きめ。果実品質は、平年と比較して、糖度は高く、硬度・デンプン指数は低く、蜜入り指数は平年並。

技術対策
りんご:「ふじ」の熟期は、暦日で見ると平年より進んでおり、特に硬度の低下が早いので、収穫遅れにならないよう適期収穫に努める。

畜産


子牛管理:秋~冬の寒さは子牛の発育に大きく影響する。保温を意識し過ぎると、換気がおろそかになり、呼吸器病を蔓延させるため、日頃の管理を見直し、ポイントを押さえた寒さ対策を実施する。

 

詳細については「いわてアグリベンチャーネット」でご覧ください。http://i-agri.net (「いわてアグリ」と検索すると上位に表示されます)
〇農薬適正使用:使用前に必ずラベルを確認し、使用基準の厳守と飛散防止を心がけてください。
〇9月15日~11月15日 秋の農作業安全月間「農作業 こころのゆとりで 事故防止」
〇次号は平成30年11月29日(木)発行の予定です。

印刷はこちらから→youyaku08(PDF187KB)
全作物分の印刷はこちらから→zenbun08(PDF1MB)