◆ 県内全域で刈取り作業が進んでいます。籾の黄化状況により刈取適期を判定し、刈取り作業を進めましょう。
◆ 倒伏圃場では、作業速度をできるだけ遅くし、周囲と比べて品質が劣ることが見込まれる場合は刈分けにより品質確保に努めましょう。
◆ 日没が早まる時期なので、作業は計画的に進め、安全な農作業を心掛けましょう。

 適期刈取りの励行
(1)今年の出穂盛期は平年並~1日早い程度でしたが、登熟前半が高温で経過したため、刈取り適期は平年よりも早まっています。

(2)刈取り適期は、機械乾燥で黄化籾割合85~90%、自然乾燥で同80~90%です(図1)。
刈遅れは着色粒や胴割粒等の発生を増加させ、品質低下につながりますので、穂・株・群落単位の黄化状況を丁寧に観察し、刈り遅れないようにしましょう。
なお、本年は、圃場間・圃場内の黄化の進み具合の差が大きく、遅れ穂も散見されることから、刈取り適期の見極めが難しい年です。また、胴割粒や乳白粒の発生も懸念されるので(図2、3)、テスト籾すりを併用し、刈取適期の見極めを十分に行いましょう。

(3)圃場がぬかるんでいる場合は、地表面の排水により地耐力の向上に努めましょう。倒伏圃場あるいは倒伏している部分では、作業速度をできるだけ遅くし、丁寧に刈取りましょう。水口付近などで周囲と比べて登熟が遅れている部分や倒伏しているところなどは、品質確保のために刈り分けしましょう。



2 乾燥・調製の留意点  仕上げ水分は15.0%以下を徹底しましょう!
(1)胴割れ粒の発生防止
・1時間あたりの乾燥速度(水分低下)は0.8%以下とし、送風温度に十分に注意します。急激な乾燥や過乾燥は避けましょう。
・自然乾燥の場合、乾燥期間は2週間以内とし、乾燥が不十分な時は乾燥機で仕上げます。

(2)籾すり時の肌ずれ、脱ぷの防止
・玄米水分15.0%以下の適正水分で籾すりを行います(肌ずれ米の防止)。
・ロール間隔は、籾の厚さの約1/2(0.5~1.2mm)に調節します。
・脱ぷ率は85%を基準(80~90%)とします。

(3)ライスグレーダー粒選別
・出荷製品となる玄米は、LL(1.9mm)の篩い目を使用し、整粒歩合80%以上に仕上げます。
 
3 農作業安全
日没が早まる時期ですので、計画的に作業をすすめ、農作業安全を心掛けましょう。

 圃場での移動、運搬の際の転倒事故や追突事故には十分注意します。
 コンバインにワラ等が詰まった際は、必ずエンジンを止めてから作業を行いましょう。
 夕方に事故の発生が多いので、焦らず、慎重な作業を心がけましょう。
エ 反射材や低速車マークを取り付け、路上走行中の追突事故を防止しましょう。



 

 

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