◆ 小麦  生育は順調で、越冬前の生育量は十分に確保されています。雪腐病の発生量は「やや多」と予想されていますので、雪腐病の常発地帯では、雪腐病防除を根雪前に行いましょう。越冬後の融雪対策のため排水路の点検、整備を行いましょう。

小麦
1 生育状況
播種時の天候に恵まれ、その後も気温が高く推移したことから旺盛な生育となっています。うね間が見えなくなっているところや、草丈が長い圃場が散見されます。越冬前の生育量を十分に確保している圃場が多いので、積極的に踏圧作業を行いましょう。
越冬前の生育量は小麦の収量に大きく影響します。現在の順調な生育を維持しつつ、越冬後には速やかに追肥作業や踏圧作業が適期に実施できるよう、排水対策を万全にしておきましょう。

2 雪腐病の防除
農作物病害虫発生予察情報第7号(令和2年11月4日発行)によると、雪腐病の発生量は「やや多」と予想されています。県北部や高標高地帯など、根雪期間が長い地域や、耐雪性が「やや弱」の「銀河のちから」では被害が出やすいので、雪腐病防除を行ってください。雪腐病の防除時期は根雪前が最も有効とされていますが、根雪になる時期は年によって変動が大きいので、散布時期を逃さないよう注意が必要です。薬剤等の情報は農作物技術情報第8号に掲載しておりますのでご覧ください。



3 排水路の点検
越冬後の融雪水の滞水による湿害等を防ぐため、根雪前に明渠や排水路の点検・整備を行います。土塊等で塞がっている場合は撤去して、スムーズに排水が行われるようにしてください。
越冬後の圃場排水を促進することで、融雪期の追肥作業等が適期に実施できるようになります。
※冬期間は暗渠の水閘を閉じておきます。融雪水がたまったら水閘を開き、一気に水を流すことで、堆積した水垢や土砂を押し出すことができます。また、暗渠排水口が排水路に溜まった泥のなかに埋まったり、排水路の水面より下に水没していると、吸水管からの排水が抜けづらくなりますので、排水路の清掃も適切に行ってください。暗渠排水管が詰まらないような定期的な清掃が必要です。

4 積雪期間中の注意
小麦栽培では、積雪期間中に、特に行う作業はありません。雪解けが近づいたら、越冬後の作業スケジュール・内容を早いうちから計画しますが、積雪している圃場は滑りやすい上に、水路等の確認が難しく危険です。事故防止のため、必要時以外は立ち入らないようにしてください。



 

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