農作物技術情報 第1号の要約


令和2年 3月19日発行


岩手県、岩手県農作物気象災害防止対策本部



水稲


【播種計画】
・極端な早植えは、障害不稔や登熟初期の高温による品質低下の危険性を高めるので注意する。
【育苗管理】
・適正な温度管理・水管理により健苗を育てる。
・生物農薬による消毒済み種子を使用する場合は、特徴を良く理解して適正な温度管理に努める。
【直播栽培(鉄コーティング湛水直播)】
・鉄粉をコーティングした後は、発熱による発芽率低下に注意する。
・葉いもち・初期害虫防除は、播種前の種子処理剤、播種時の土中処理剤の使用が有効である。

畑作物


【小麦】
・小麦の生育量は十分なところが多いが、葉の先端の黄化や湿害が見られる。できるだけ早く圃場を乾かし、麦踏みや追肥を茎立ち前までに実施する。雑草の発生に合わせて早めに除草剤の散布を行う。

野菜


【全般】
・排水対策を講じるとともに計画的に圃場準備を進め、播種・定植が遅れないように努める。
・育苗温度管理やずらし等の作業を徹底し、苗を徒長させない。苗からの病害虫持ち込みを防止するために育苗ハウスの雑草防除を行うとともに、育苗後半の低温による品質低下に注意する。
・ハウスビニールやマルチを早めに張り、地温を高め活着を促す。露地では圃場水分が適湿になってからマルチを張る。
【露地葉菜類】
・育苗管理を徹底し、適期定植を行い、定植後はべたがけ資材で生育を促進させ、霜害等を防止する。
【雨よけほうれんそう】
・圃場の水分不足に注意。ホウレンソウケナガコナダニの防除対策を徹底する。

花き


【りんどう】
・早期に残茎を除去するとともに、萌芽期を目安として適期に施肥する。
【小ぎく】
・想定した定植日から逆算して、計画的な育苗作業を行う。
・親株の生育が大幅に前進している場合は、挿し穂冷蔵を利用して苗の老化を避ける。

果樹


【りんご】
・りんごの花芽は平年並以上を確保しており、摘花等による早期の着果負担軽減が重要。
・暖冬でりんごの発芽が記録的に早まることが予想され凍霜害など気象災害発生のリスクも高まるので、今後の気象情報には注意し、管理作業や災害対策が遅れないように注意する。
・防除開始時期も早まるので、薬剤や用水の準備を進め、防除タイミング逃さないように注意する。

畜産


【牧草】
・収量、品質確保のため、圃場にトラクタが入れるようになったら、早春施肥を早めに行う。

 

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