育苗期に細菌病が多発する恐れがあります!
育苗期間中の温度管理に細心の注意をはらいましょう!

1.対象作物、病害虫:イネ、細菌病類(もみ枯細菌病、苗立枯細菌病)
2.対象地域    :県下全域
3.発生時期    :育苗期
4.発生量     :多
5.予報の根拠
(1)令和元年は、籾の感受性が高いとされる出穂期前後の気温が平年より高く推移し、降雨もあったため、細菌病の感染に好適な気象条件であった(図1)。
(2)籾における細菌病類の検出状況は、過去に注意報を発表した平成24年産、30年産より検出率が高い(表1)。
(3)3か月予報では、4月(育苗期間)の気温は平年並か高い予報(令和2年1月24日、仙台管区気象台発表)。



6.防除対策
(1)耕種的防除
・育苗期間中(特に催芽・出芽時、緑化~硬化初期)の高温は発生を助長するので、適正な温度管理に努める。
・プール育苗は、細菌病類の発生を抑制するのに効果的である。
・その他、育苗期の留意点は以下のとおり。



(2)薬剤防除
岩手県農作物病害虫・雑草防除指針に掲載している有効な薬剤で種子消毒を行うこと。
なお、イソチアニル粒剤(箱施用剤)の播種前又は播種時(覆土前)処理を併せて実施すると防除効果が高まる。

7.留意事項
(1)平成24、30年は細菌病類の検出率が高かったが、注意報(平成25年2月、31年2月)の発表を受けて各地で温度管理の徹底など対策が行われたため、翌年の育苗期は細菌病類の発生はいずれも平年並~低かった(図2)。
(2)令和元年の育苗では、緑化期が高温で経過した育苗ハウスにおいて細菌病が発生する事例が複数確認された。このため、緑化期の寒暖差が大きい場合は、被覆資材や被覆期間への注意が必要である(表2)。
(3)育苗期における管理の注意点については、今後発行される技術情報も併せて参照すること。



印刷用には以下のPDFファイルをご利用ください。

R2注意報1号(イネ 細菌病類)


【情報のお問い合わせは病害虫防除所まで】
岩手県病害虫防除所  TEL:0197-68-4427   FAX:0197-68-4316
☆この情報は、いわてアグリベンチャーネットでもご覧いただけます。
アドレス https://i-agri.net/Index/gate003

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