農作物技術情報 第1号の要約


平成30年 3月15日発行


岩手県、岩手県農作物気象災害防止対策本部



水稲


【播種計画】
・極端な早植えは、障害不稔や登熟初期の高温による品質低下の危険性を高めるので注意する。
【育苗管理】
・適正な温度管理・水管理により健苗を育てる。
・生物農薬による消毒済み種子を使用する場合は、特徴を良く理解して適正な温度管理に努める。
【直播栽培(鉄コーティング湛水直播)】
・鉄粉をコーティングした後は、発熱による発芽率低下に注意する。
・葉いもち・初期害虫防除は、播種前の種子処理剤、播種時の土中処理剤の使用が有効である。

畑作物


【小麦】
・大雨で冠水した圃場では、排水対策に努め、できるだけ早く融雪期追肥が実施できるよう、圃場条件を整える。
・融雪期追肥や除草剤の茎葉散布を適期に実施するとともに、麦踏みも茎立ち前までに実施する。

野菜


【全般】
・排水対策を講じるとともに計画的に圃場準備を進め、播種・定植が遅れないように努める。
・育苗温度管理やずらし等の作業を徹底し、苗を徒長させない。苗からの病害虫持ち込みを防止するために育苗ハウスの雑草防除を行うとともに、育苗後半の低温による品質低下に注意する。
・ハウスビニールやマルチを早めに張り、地温を高め活着を促す。露地では圃場水分が適湿になってからマルチを張る。
【露地葉菜類】
・育苗管理を徹底し、適期定植を行い、定植後はべたがけ資材で生育を促進させ、霜害等を防止する。
【雨よけほうれんそう】
・圃場の水分不足に注意。ケナガコナダニ類の防除対策を徹底する。

花き


【全般】 ・融雪促進や排水対策を講じ、圃場準備が遅れないように努める。
【りんどう】 ・融雪を促進させるとともに、施肥が遅れないよう留意する。
【小ぎく】・挿し床の適正な温度管理・水管理を徹底し、挿し穂の過度な伸長や生育遅れに注意する。

果樹


【生育状況】・「ふじ」の花芽率はほぼ平年並だが、地域、品種によるバラツキが大きい傾向。
現時点(3/11)のりんごの発芽予測は、県平均でほぼ平年並の発芽日となっているが、今後1か月は高温の予報であり、生育が促進される可能性もあるので、気象情報や生育状況には注意する。
【りんご】 ・薬剤の準備、せん定枝の片付けなどの園地整備を早めに行い、作業が遅れないようにする。

畜産


【牧草】
・収量、品質確保のため、早春施肥を早めに行う。
・牧草への放射性セシウム移行を抑制するため、カリの施肥を確実に行う。

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