穂いもちの伝染源となる上位葉での葉いもち発生が懸念されます。
予防粒剤や茎葉散布による防除を徹底しましょう。


現在の状況
1 水稲の生育(幼穂形成期)は、「ひとめぼれ」では平年より2日遅く、葉色値も平年より高い(7月16日、県農業研究センター調べ)。
2 7月下旬の巡回調査(県内148地点)では、葉いもちの発生圃場率は平年より少なかったが、県中南部の複数圃場で葉いもちの発生を確認した。いずれも葉色の濃い箇所で発生している。
3 基準圃場(北上市成田、接種)では7月第5半旬に、葉いもちの発病が増加した(図1)。
4 感染好適条件は7月13日と20日に全県で出現しており、今後、広域的な発生が予想される(表1)。
5 1か月予報によると、ここ2週間は寡照多雨の予報であり、今後、穂いもちの重要な伝染源となる上位葉への発生が懸念される。
6 穂いもち防除の実施率は4割で(H30年)、近年は減少傾向にある(図2)。

防除対策

☆イネの葉色が濃く、今後も寡照の予報であるため、出穂直前まで感受性は高く推移すると推定される。

☆イネ上位葉(止葉、次葉、第3葉)への発生を防止するため、以下により防除を徹底する。

1 予防粒剤や茎葉散布による穂いもち防除を計画しているところでは、確実に実施する

2 「銀河のしずく」、「いわてっこ」、「どんぴしゃり」等、穂いもち防除の省略を計画しているところでは、7月下旬~8月上旬に圃場内を観察し、上位3葉で発生を確認したら茎葉散布による穂いもち防除を行う

3 穂いもち予防粒剤を施用した場合であっても、葉いもちの発生を確認したら、直ちに茎葉散布による防除を行う



表1 令和元年 BLASTAM判定結果


印刷用には、以下のPDFファイルをご利用下さい。

R1防除速報No.8 水稲編4(いもち病・穂いもち防除徹底)

【利用上の注意】
☆農薬危害防止運動実施中(6/1~8/31)☆
・農薬は、使用前に必ずラベルを確認し、使用者が責任を持って使用しましょう。
・農薬使用の際には、(1)使用基準の遵守(2)飛散防止(3)防除実績の記帳を徹底しましょう。
【情報のお問い合わせは病害虫防除所まで】   TEL 0197(68)4427   FAX 0197(68)4316
☆病害虫防除に関する情報は、いわてアグリベンチャーネット
(https://i-agri.net/Index/gate003)からご覧いただけます。