近年、雑穀は消費者の健康志向の高まりから需要が伸びており、生産・供給が追いついていません。全国有数の雑穀産地である二戸地域では、手作業を基本とした丁寧な栽培により、独自のブランド化に取組んできましたが、生産者の高齢化も進んでおり、従来の個別完結型の生産体制では規模拡大が困難な状況です。

そこで、無農薬栽培等のブランドを維持しつつ、機械化体系の導入により生産基盤の強化を図るため、生産者や関係機関と協議を重ね、地域経営推進費および二戸地方農林水産振興協議会予算を活用し、「雑穀生産機械化体系導入実証」に取組むこととしました。

まず、現地で機械化が進まない原因の一つである雑穀の苗供給体制の整備へ向け、既存の水稲育苗センターハウスを活用した集約的な育苗を実証することとし、5月10日、県北農業研究所の支援を受け、生産者と普及センター職員で播種作業を実施しました。

今後は、苗の成長を見守りながら、機械移植の準備を進めていきます。



雑穀品目別に直径穴の異なる播種板を使用して播種

 



丸1日かけて計645枚(ハウス1棟分)の作業を実施