岩泉地域は、広大な放牧地を利用した、日本短角種の生産が盛んな地域です。

近年、放牧頭数の減少等に伴う、放牧地の利用が低減したことにより、放牧地に灌木や強害雑草が侵入し、毎日の放牧牛の看視に時間を要していること、さらに、草地造成から長期間利用されており、変化した植生や土壌成分等が把握されていないなど、課題がありました。

そこで、普及センターでは関係機関と連携し、今後の放牧地の有効利用を図るため、岩泉町内3地域(釜津田、大川、安家)の日本短角種放牧地10牧野(合計593ha)の植生調査、土壌調査、利用面積調査を実施しました。

今回、得られたデータを基に各牧野組合に対し、植生や実利用面積に応じた効率的な施肥の実施による経費削減、看視作業の省力化に向けた牧区利用方法の改善等、来年度以降の放牧地の有効利用に向けて、引き続き支援を行っていきます。

植生調査の様子


日本短角牛放牧風景


 

(文:宮古農業改良普及センター岩泉普及サブセンター)