「カッシェリア・パーシモンズ」は、地元の女性農業者ら6名で構成され、釜石市の名産・甲子柿のブランド力向上とPRに取り組んでいます。名前の由来は、釜石市「甲子(かっし)エリア」という意味と柿の英語表記「persimmon」を組み合わせたものです。

甲子柿は、釜石市の甲子地区で収穫された渋柿を柿室に入れ、約1週間煙で燻して渋抜き(薫煙脱渋)した柿のことです。橙色の柿が薫煙後には鮮紅色に変化するため、トマトのような見た目で、ゼリーのようにやわらかい食感が特徴です。一方、甲子柿は水分が多いため、日持ちしにくく、周年供給できないことが課題となっています。



そこで、カッシェリア・パーシモンズは、今年度、県の「幸せ創る農林漁業者育成事業」を活用し、冷凍甲子柿を活用した加工品開発を行いました。視察研修をとおし、ゼリーや寒天、ケーキなど様々な菓子で試作を重ねた結果、「甲子柿ロール」を開発しました(写真参照)。パッケージの検討を行った上で、「甲子柿ロール」を道の駅・釜石仙人峠で試験販売したところ、すぐに完売し、好評を得ました。このほかにも、地元の高校生と一緒に甲子柿のレシピブックを共同で制作するなど、多方面で活動しています。



これからも、志をともにする仲間と楽しみながら活動を続け、甲子柿で地域が盛り上がるよう取り組んでいきます。

(文:大船渡農業改良普及センター)