岩手町でピーマンと水稲を栽培している、就農2年目の今松一貴さんを紹介します。

両親は農業を営んでいますが、子供と遊ぶ暇もなく1日中働く父を見て農業の過酷さを感じ、就農は全く考えていなかったそうです。

きっかけは高校3年生のとき、日本の食糧生産への危機感・故郷の農業を支えることの重要さに気づき、将来は就農することを決めました。同時に、世代別日本代表選手にも選ばれ活躍するほどのホッケーの腕前を買われ、大学への推薦入学の話が舞い込みました。ホッケーと就農の間で悩む一貴さんでしたが、両親の力強い後押しを受け進学、全国トップを目指しホッケーに打ち込みました。

大学卒業とともに両親の元へ就農して1年が経ち、農業経験ゼロの状態から、代かきや田植え、ピーマンの種まきや収穫、調整などの作業を体験しながら学びました。プロである両親のようにはうまくいかず、投げ出したくなる時もあるようですが、どんな作業も、効率よく・楽しんでできるよう常に考え工夫しているそうです。

一貴さんは、SNSを使った発信も積極的に行っています。「自身のSNSを見た人達に、食べ物がどうやって作られているのかを伝えることで、農業の魅力・故郷である岩手町の魅力を少しでも知ってほしい。また、自分の作った米・野菜が食べたい!と思ってもらえたら嬉しい。」と語りました。

プライベートでは、ホッケーの経験を活かし、外部コーチとして中学生にホッケーを教えています。また、消防団としても活動し、故郷を元気にしたいという強い思いを持って日々活動しています。

目標は「昨日の自分より成長すること。自分はまだ20代、時間や体力を武器に、両親が30年かけて得た知識・経験を少しでも多く吸収したい。2年目で分からないことばかりですが、小さな一歩でも前に進んでいきたいです。」とのこと。岩手町の将来を担うひとりとして、これからの活躍を期待しています。





八幡平農業改良普及センター 榮田 真子

※印刷はこちらから→人物紹介「頑張る農業ダンシ岩手町今松一貴さん」