質問内容:
先の台風の雨による倒伏が例年になく多発している。
今年(2010年)は日照時間が長く追肥等の肥効も十分であると考えられるが、倒伏が多発するのは、稲丈や穂長の長さによるものか。(豊作)
例年より追肥を控えめにしても倒伏する原因がよく解らない。(追肥の吸収残分はないと思われる。)


回答:
 こちらは中央農業改良普及センター県域普及グループです。
今年の生育の特徴は、ご指摘のとおり稈長(丈)が長く、穂長も長い点にあります。
倒伏も登熟後半から始まっているところが多いことから、平年より穂は重く、雨で濡れてさらに重くなり、わらが支えきれなくなり倒伏しているのではないかと思います。
7月の天気が良いので穂長が長く、8月の天気も良いので登熟が進んだ点が倒伏の主な要因ではないかと推測しています。
また、今年は茎数が少なかったこともあり、追肥以前から草丈が長く経過していました。
結果的に追肥を控えても稈長はいつもより長くなったと考えられます。
なお、倒伏に結びつく要因は他にもあります。例えば、水管理で中干しを行わないうえ、登熟期にも間断灌漑を行わないでいつまでも湛水状態を維持すると、地耐力が上がらず倒伏の一因になります。
こういった点も参考にしていただければ幸いです。