リンゴ褐斑病の発生園地率が高くなっています。
既発生園や前年多発園では、速やかに特別散布を実施しましょう。


1 対象作物、病害虫 :りんご、褐斑病
2 対象地域      :県下全域
3 発生時期(加害時期) :-
4 発生量      :多(前年並)
5 予報の根拠
(1)基準圃場(北上市成田、ふじ、無防除)では、例年より早い6月第1半旬に初発生が確認され、また、現地でも
 複数の園地で早期発生している。早期発生が複数の園地でみられた地域では、秋期になると広域的に発生する傾向が
 ある(平成29年度病害虫防除技術情報No.29-1「リンゴ褐斑病の多発要因の解析と発生予察法の改善」)。
(2)前年秋期の発生園地率が高かったことから、園地内の伝染源密度は高いと推察される(図1)。
(3)7月前半の巡回調査での発生園地率は12.9%(平年1.9%、H30年6.5%、R1年12.9%)で平年より高く、特に前
 年秋期に多発した県中部の園地で発病樹率が高かった(図1、2、3)。
(4)向こう1か月(7/11~8/10)の降水量は平年並か多い予報であり、本病の発生に好適な条件。

6 防除対策
(1)本病の発生が確認された場合は、速やかにトップジンM水和剤またはベンレート水和剤を特別散布する。ただ
 し、ラビライト水和剤を既に使用した場合には、耐性菌対策のためにユニックス顆粒水和剤47を使用する。
(2)前年多発園(前年秋期に黄変落葉が目立った園地)で、本年、これまでに本病を対象とした特別散布を実施して
 いない園地では、発生の有無にかかわらず、速やかに特別散布を実施する。
(3)散布ムラが発生要因となるので、樹全体に十分薬液が付着するように散布する。
(4)定期的に園地をよく観察する。黄変葉や褐色の病斑葉が確認されたら、付近の葉を含めて観察する。本病であれ
 ば、病斑や病斑付近の緑色の部分に黒色虫糞状の粒々(分生子層)が必ず観察される(図4)。




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R2注意報5号(りんご褐斑病)


~農薬危害防止運動実施中(6/1~8/31)~
【利用上の注意】
本資料は、令和2年7月8日現在の農薬登録情報に基づいて作成しています。
・農薬は、使用前に必ずラベルを確認し、使用者が責任を持って使用しましょう。
・農薬使用の際には、(1)使用基準の遵守(2)飛散防止(3)防除実績の記帳 を徹底しましょう。
【情報のお問い合わせは病害虫防除所まで】   TEL 0197(68)4427   FAX 0197(68)4316

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