奥州市の阿原山牧野は、肉用繁殖牛の飼養を受託している公共牧場で、肉用牛農家の低コスト生産に貢献しています。しかし、看視員の人員不足により、牛伝染性リンパ腫(牛白血病)対策のための牛群分離や、個体確認などの管理作業の省力化が課題となっています。

そこで、今年度、普及センターは振興局農政部等と連携し、地域経営推進費事業としてBLE(Bluetooth Low Energy)タグを利用した放牧牛群の個体管理システムの実証を行っています。

本実証は、放牧牛に装着したBLEタグを携帯端末で識別することで、放牧看視時の個体確認の労力軽減や、正確な家畜分離による牛群編成等の効率化を目的としています。

8月27日に約100頭の放牧牛にタグを装着し実証を開始しました。看視人からは、「放牧牛を1頭ずつ確認する必要がなく便利だ」との感想を得ています。

普及センターでは、引き続き公共牧場の管理作業の省力化等に向けた支援を行っていきます。

 

▲BLEタグを装着した放牧牛


▲携帯端末で個体情報を確認している様子


文:奥州農業改良普及センター