セミナーでは、きゅうりとミニトマトを主な経営品目としている盛岡市の農業農村指導士澤口聡氏を講師に迎え、雇用についての経営者の心構えを学びました。
澤口氏からは、雇用の工夫点として、就業時間・休日をきちんと守る、従業員が来ない日を作ることも経営主には必要、長く働いてもらうためには従業員の働きぶりを長い目で見る、圃場・作業小屋・休憩所の整理整頓が重要などの実践事例を紹介いただきました。
事例紹介後の意見交換では、従業員とのコミュニケーション方法についての質問に対して、「雇用主が声かけをすること、就業時間をしっかり守ることが信頼関係構築には最も大切であり、そこからコミュケーションも充実する」との助言がありました。
普及センターは、引き続き、若手農業者の経営発展に向け、組織活動を支援します。

経営に活かすためにメモを取りながら、熱心に聴講

澤口氏(盛岡市、農業農村指導士)からの事例紹介
文:盛岡農業改良普及センター